313系8500番台S6編成 NG出場と代走の話題。
2022年10月12日、静岡車両区所属の313系8500番台S6編成が名古屋→静岡間で試運転を行いました。
同車は検査のため9月16日に名古屋工場(NG)へ回送されており、検査完了後の車両返却を兼ねた試運転であると推測されます。
静岡転属後、初となる検査出場であることと、神領時代には収録されていなかった「試運転」幕を掲げての運転だったことからか、沿線には多くの鉄道ファンが集まりました。
今回の出場に際して、気づいた変化点は2点。
まず、所属表記が書き直され、「静シス」の文字が直接車体にレタリングされました。
これまでは過去の所属表記を覆うような形で、ステッカーでの表記がなされていました。
次に、台車に踏切用逸脱防止ストッパが新設されました。
この装置は踏切事故発生時に、対向線路への逸脱脱線を防止することを目的としており、2024年度までに313系の全先頭車に搭載される予定です。(→JR東海プレリリースより)
個人的に気づいた点はこのくらいですが、ほかにも変化した点があればコメント等でご教授いただけますと幸いです。
▲2022-10 313系シスS6編成 打ち直された所属表記と、踏切用逸脱防止ストッパが新設された台車周り |
▲2022-09 313系シスS4編成 (比較用)踏切用逸脱防止ストッパが未取付の状態の台車周り |
静岡駅では駅係員さんが登場する場面もありましたが、撮影に対してはとても寛容な方で大変よくしていただけました。その節はお世話になりました、ありがとうございます。
先月危惧したような内外装の大きな変化(→この辺の記事)もなく、美しく蘇った姿を写真に残せたのも個人的には大きな成果です。
ちなみにこの日(10月12日)は所定T編成の運用にS編成が2本も入っており、普段は並ばないセントラルライナー車の3両同士がすれ違うシーンもたびたび発生しました。
▲2022-10 313系シスS5編成(左)とシスS3編成(右) 神戸方は211系の併結が多いので、クハ側が並ぶのは新鮮な光景 |
▲2022-10 313系シスS3編成+211系シスLL8編成 この日は残念ながらS編成併結は実現せず。 |
この日の157MからS6編成が運用復帰すれば、平日初の元セントラルライナー併結ということで期待したのですが、残念ながらこの日は実現はせず。
さすがに平日にS編成の併結は難しいか……と思いながら、この日は帰路に就いたのでした。
この予想は、ほんの2日もしないうちに覆されることになるのですが、その話はまた今度。
今週はこのへんで、ではまた。