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Tomixの313系セントラルライナーを買ったので、KATOやカツミのやつと比べてみる

▲奥からカツミ製(1/80)、Tomix、KATO

2023年10月、鉄道模型メーカーのTomixから、JR東海で活躍している313系8000番台(8500番台)のNゲージが発売されました。
せっかくなので、もともとコレクションしていたKATO製の313系や、スケールは違いますがカツミ製の313系と比べてみました。

ちなみにKATOからも313系8000番台は2回ほど製品化されているんですが、どちらも前面窓が3次車以降の形状という個人的には残念な仕様となっております。
特に2回目の発売時は、さすがに直ってるだろ~と期待を込めて複数個予約しましたが、店頭で物を受け取ると同時に手放した、ほろ苦い記憶があります。

ということで、なるべく前面窓や側面の形状が似た車両を選考し、今回は下記の3製品を対象に比較を行っていきます。
・Tomix 98488 313系8000番台(セントラルライナー) 2023年発売
・KATO 10-1378 313系3000番台 2021年発売
・カツミ(日車夢工房) JR東海313系(セントラルライナー) 2001年発売

なお、比較する各製品とも、部品の取り付けなどを行ってる箇所がございます。ご承知おきください。


まずは前面から。

どれも破綻なく、313系っぽい顔つきだとは思いますが、KATOの正面ステップはだいぶ角度が急です。
各社とも共通して、ライトケースはやや大き目な印象を受けます。

Tomixはガラスの奥に行き先が印刷されているのですが、実車よりだいぶ奥まっており、歪みも相まって正直読みづらいです。

ちなみにTomixの313系に信号炎管を取り付ける際は、なるべく奥まで押し込んだほうがそれっぽくなります。(※記事内の写真では、押し込む前の写真が多く混じってます。)


俯瞰

なるべく似た角度からの俯瞰。正面の丸みはTomixが一番強く、一番弱いのはカツミ。
KATOはカツミ寄りの、平べったい顔つきです。

Tomix製品を買う上で一番気がかりだったのが、車体の塗装。
これまで何度となく苦い思いをしてきましたが、今回のセントラルライナーでは気になるようなところもなく、この品質が続くことに期待したいです。

余談ですが、カツミだけ信号炎管の位置が大きく異なります。
実車の写真を見た限り、これはエラーとみて良さそうです。(KATOやTomixのように、列車無線アンテナに近いのが正しい。)


その他
▲Tomix(手前)とKATO(奥)

Tomixの今回製品では、新たに1,2次車用の台車が起こされました。(従来品は3次車以降の流用)
前面幌は実車に倣いクモハ側へ装着。色はもう少し銀色っぽいほうが、実車の雰囲気が出るような気がします。


▲Tomix(奥)とKATO(手前)

Tomix製の313系も身延線に入れるようになりました。
(2022年以前のTomix製品はパンタ台座の窪みが再現されておらず、物理的に身延線には入れない造形でした。)
※KATO製の車両も、パンタグラフはTomix製のC-PS27N(品番:0284)に交換してます。


▲Tomixの前面表示交換部品

前面表示の収録内容
セントラルライナー 名古屋、中津川(※中津川は販売時に取り付け状態)
ホームライナー 中津川、瑞浪
快速 名古屋、中津川
臨時
普通 熱海、三島、沼津、興津、静岡、浜松

神領時代の運用と、静岡転属後の行き先で2ランナーが収録。

静岡地区を再現する際、行先に迷ったら沼津か静岡、浜松あたりをつけておけば上下方向どちらで走らせても違和感がないのでお勧めです。

御殿場線の代走を再現したい場合、国府津の到着時には大体「沼津」幕で入ってくるので、これを取り付けておけばいいと思います。
身延線をやりたい場合は「静岡」幕にしておくと、3528M~4129M(身延0555→静岡0754)が再現できます。



車体中央のドアの締め切り表示器はモールドで表現されており好印象。
製品状態だとドアボタンが寂しいため、世田谷車輛さんから出ているメタルインレタで立体感を再現しました。


これまで、個人的に313系はKATO一択だと思ってましたが、昨年に行われたTomixの造形見直し以降は、こっちも悪くないのでは、と。

特に室内灯を入れて走らせた場合、KATO製品だと側面の行き先が光らないのが残念です。
3次車以降(LED車)であれば、走行中の側面表示は消えてるので違和感はないのですが、幕車はやっぱり光ってて欲しい派です。

それぞれに良い点や気になる点はありますが、自分が何に重きを置くかを考え、欲しい車両を買うのが大事なんでしょうね。

久々に長々とブログを書きました。今週はこの辺で。

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