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KATO 10-1773 313系2300番台、10-1774 313系2350番台レビュー

4月中頃の記事で取り上げた、KATOの313系2350番台がいよいよ発売されました。(→当時の記事

▲2300番台、2500番台と同時に発売
Wパンタの2350番台と、片パンタの2300番台

そもそも2350番台は何ぞや、という人もいるでしょうし軽く解説。
静岡車両区に所属する313系のうち、ロングシートの2両編成が”2300番台”で、2022年現在は9編成が在籍しており、主に御殿場線や身延線で活躍しています。

このうち、東海道線基準で東京方に連結されるクモハ313の運転台側にパンタグラフが搭載されている、いわゆるWパンタの車両が2350番台を名乗ります。

2300番台のうち、Wパンタを搭載するのは2編成のみ。見れたらちょっとだけラッキーという感じの、少数派な車両が製品化されました。

▲付属品はシンプルに説明書、ステッカーと交換用行先、電連パーツ
交換用行先は「普通│御殿場」と無地


ちなみに同時発売された2300番台、2500番台は過去(確か2009年?)に製品化済み。
今回製品のうち、2300番台では以下の内容が変更されています。

①モデルの車番、行先が変更
前回製品はW6編成で沼津行き、今回製品はW8編成で三島行きになります。

②車体表記が現行化
保安装置表記に[PT]、クハ312にはベビーカーマークが追加されました。

▲手前が前回品
乗務員扉の左下、保安装置表記に[PT]が追加

▲手前が前回品
行先が変化したほか、ドア横にベビーカーマークが追加

③前面カプラーがフックレスタイプに
これは昨年7月に発売された313系1300番台と同様の変化ですね

▲参考画像 写真は313系1300番台
右がダミー電連付きフックレスカプラー


▶クハ312-2300、前回品(10-588 313系2300番台)との比較

▲クハ312-2300海側 前回品(手前)との比較
床下機器等は前回製品と変化なし

▲クハ312-2300山側 前回品(手前)との比較
床下機器等は前回製品と変化なし

▲クハ312-2300屋根上 前回品(手前)との比較
クーラーに変化があったのかもしれませんが、自分のは載せ替えてるのでわかりません……


▶クモハ312-2300、前回品(10-588 313系2300番台)との比較

▲クモハ312-2300海側 前回品(手前)との比較
こちらも床下機器の変化はなし?

▲クモハ312-2300山側 前回品(手前)との比較
こちらも床下機器の変化はなさそう

▲クモハ312-2300屋根上 前回品(手前)との比較
こちらも変化はわからず


▶オマケ クモハ313-3000と-2350の比較

▲クモハ313-3000(手前)とクモハ313-2350
金型を流用してWパンタ屋根をうまく表現

改めて見返してみると本製品には新規部品が一切なく、特に2350番台については従来の金型をうまく組み合わせての製品化となりました。
並べてみると印刷精度の向上も見て取れるので、従来品を持ってる人が買い足しても満足できるのではないでしょうか。

一方で、10年以上前に製品化された車両でも、並べて遜色がないのはKATOの技術力の高さの現れでしょう。
今回製品の2300番台と2350番台を組み合わせることで、東海道線858M(静岡2052→三島2152)が手軽に再現できます。夜間帯の列車なので室内灯を組み込んで楽しんでみてもいいかもしれませんね。

8500番台も転属して来て話題の尽きない東海道線静岡地区、今後のバリエーション展開にも期待したいところです。今週はこのへんで、ではまた。

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