313系2300番台は改造?転属?
![]() |
▲211系シスGG2編成+313系シスW7編成 今回の話題の中心となるのが、表題写真の313系2300番台 |
JR東海労のHP(→リンクはこちら)に掲載された資料によると、身延線の2両編成は全列車がワンマン運転の対象となることが明らかになりました。
この施策は、来年(2024年)3月のダイヤ改正から実施予定とのこと。
![]() |
▲JR東海労 業務速報 No.1339より引用 重要部分に赤下線を追加 2023年4月25日閲覧 |
さて、ここでひとつの疑問が浮上します。車両は一体どうするのか。
身延線では1999年からワンマン運転が行われており、車両も大半はワンマン運転に対応した313系3000番台V編成が用いられています。
しかし、一部列車には313系2300番台W編成(2両編成、ワンマン非対応)が用いられており、此奴が一体どうなるのか、という話題でTwitterがほんのり盛り上がりました。
さて、現在の2300番台の身延線運用はどんなものなのでしょうか。
いつもお世話になってるハスラートラ様の運用表を参考に、現行運用をざっと書き出してみます。(→ハスラートラ様のHPはこちら)
A64行路
東海道線、回1126Mまでは記載省略
3547M 富 士1317→1340西富士┐
3556M ┌富 士1421←1359西富士┘
3553M └富 士1432→1455西富士┐留
3574M ┌富 士1807←1742西富士┘
3575M └富 士1820→1843西富士┐
3582M ┌富 士1929←1907西富士┘
3581M └富 士1934→1957西富士┐
3588M ┌富 士2116←2054西富士┘
3587M └富 士2122→2143西富士┐
3590M ┌富 士2211←2148西富士┘
3593M └富 士2234→2348身 延 ▲
A65行路
3725M ● 身 延0557→0735甲 府┐
3720M 留┌鰍沢口0828←0746甲 府┘
3745M └鰍沢口1546→1628甲 府┐
3736M ┌鰍沢口1727←1646甲 府┘
3749M └鰍沢口1745→1827甲 府┐
3642M ┌富 士2136←1846甲 府┘
3589M └富 士2144→2206西富士 ▲
A66行路
3526M ┌富 士0656←0632西富士 ●
3525M └富 士0707→0732西富士┐
3536M 富 士0837←0815西富士┘
東海道線、回230Mへ
![]() |
▲2022-01 313系シスW7編成 日中の西富士宮で留置されるA64行路充当中の2300番台。 |
こう書き出してみると、2300番台の身延線運用ってだいぶ少ないですね。
特にA65行路は鰍沢口で8時間近く昼寝してます。稼働時間から推測した実質的な運用数は2本以下と言っても過言ではないでしょう。
逆に3000番台の御殿場線運用は7本、実質運用数は5.5本程度。
これだけあると、御殿場線と身延線の一部差し換える程度で事足りそうな印象を受けます。
もちろんこれは現在の運用傾向だけを見た結果に過ぎず、御殿場線のワンマン列車が増加すれば必然的に3000番台は予備車不足に陥ります。
しかし、「だから今すぐに2300番台がワンマン改造や転属が始まる。」ってことはないんじゃないかな、というのが個人的な印象です。
もちろんこれは推測に過ぎず、こんなことを書いた当日に2300番台のワンマン改造車が登場する可能性も無きにしも非ず、ですが。
そうなったらそうなったで、予想が外れてやがる。と笑いながら読み飛ばしていただければ幸いです。今週はこのへんで、ではまた。