室内灯に手を入れて失敗する話
Nゲージに興味を持ち、車両を走らせていくうちに、いつかは本物の電車のように室内も明るくしてやりたいと思うものです。
Nゲージの二大メーカーとしてTomixとKATOがあり、どちらかのメーカーに肩入れしてしまう人も多々います。かく言う私もKATO贔屓で、コレクションの8割は多分KATO製品です。
ただ贔屓と言っても気になるところは所々にあります。例えばヘッドライトが暗いとか。
そこで別メーカーの部品を使ったり、ついでに細かな部品を取り換えたりして、自分好みの仕様に改造するのも楽しみの一つなのかもしれません。
さて今回はそんな自分好みの改造をして失敗したお話です。
KATOの室内灯は比較的安価で、LEDと導光板の相性もよく車内を均一に照らしてくれます。
唯一の欠点は、速度と明るさが比例してしまうこと。
夜の電車に乗っていて、駅に止まるたびに車内照明が暗くなっては困りますよね。眺めていてもリアリティに欠けます。
同じことを思う人は多いようで、室内灯ユニットにコンデンサを追加すると明るさが一定になるという先人の知恵をネットの海から掬い上げました。
約10年ぶり……は言いすぎですが、学生時代に少し触った程度のはんだごて。
知識もないので、友人に仰ぎつつ道具を揃え、数多の犠牲を出しつつ2個ほど試作。
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▲停車中の様子を比較(gif動画) 左は純正品、右はコンデンサを追加したもの |
停車中の様子を比較。純正品と比べると、低電圧から明るさが一定になりました。
なるほどこれは大成功。作業は大変だったけどやってよかった!! なんて思えた数分後。
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▲いざ実走 2両目以降は純正品(gif動画) |
めっちゃチラつきました。純正品の安定感と比べると目も当てられない。なんで。
新しく買った部品や工具代が一気に水泡と帰した瞬間でした。
ただ、ネットに出てる他の人のはんだと比べても、自分の技術が拙いのは明らか。
数をこなせば安定するのかもしれませんが、比較的安価と言っても1個500円の室内灯を何個も無駄には出来ないので…… 今回のチャレンジはここまで!
素人が完成品に手を入れる無謀さを改めて実感した週末改造記でした。