10年ひと昔と言いますが。
自分が本格的に鉄道写真を撮り始めたのは2007年くらいでした。
冒頭のE351系による速達列車の『スーパーあずさ』以外の特急列車については、その殆どにE257系が用いられており、写真のようにE257系同士が離合する様子も日常的に見られました。
そんな中央線特急も、2018年にE351系が運用終了、2019年には全定期列車がE353系に統一という流れを辿り現在に至ります。
鉄道を撮り始めて2,3年くらい経つと、それなりな写真も撮れるようになり、「あと10年早く生まれていれば○○系が撮れた~」とか、「いまの腕と機材で○○年に戻りたい~」なんて言うようにもなりました。
そんな趣味を10年以上もやっていると、当時は普通に走っていた車両が珍しい車両に変わってくるもので、日常の記録を疎かにしていると後で焦る羽目になったりします。
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▲2016-02 E351系S3+S23編成 『スーパーあずさ』名前の通りの速達特急 |
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▲2016-06 E353系S101編成(量産先行車) 当時は各種試験に供されていたものと思われます |
E351系の置き換えを目的に製造されたE353系、その量産先行車は2015年7月に登場し、その後各種試験に供されました。
あまり試験結果が芳しくなかったのか……については定かではありませんが、量産車が登場するのは、量産先行車が登場してから2年後のこと。一時は量産中止なのでは?なんて噂も流れたりしたものです。
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▲2016-06 E353系S101編成 黄丸で囲ったのは車体間ダンパ装置、量産車では搭載が見送られました |
このころは『E353系が営業運転を始めても、9両で都心に入るのは珍しい事だろうし……』くらいの認識で編成写真をメインに、通過中の様子はオマケ程度でしかありませんでした。
しかし、いざ量産車が登場し、営業運転が始まると、9両が都心に入ることはあっても、車体間ダンパは量産先行車から取り外されてしまいました。
こうなってくると、車体間ダンパがやや目立つ通過中の写真の方が、今では貴重だったかな。なんて思います。
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▲2016-05 189系N102編成 |
この年はまだ快速ムーンライト信州も運転されており、繁忙期には6両編成と短いながらも、国鉄特急型の189系が新宿駅に発着する様子が見られました。
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▲2017-06 E257系M107編成ほか |
冒頭のE351系による速達列車の『スーパーあずさ』以外の特急列車については、その殆どにE257系が用いられており、写真のようにE257系同士が離合する様子も日常的に見られました。
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▲2016-11 E257系(編成不明) 白を基調に、武田菱をモチーフにしたカラフルな塗装が好きでした |
そんな中央線特急も、2018年にE351系が運用終了、2019年には全定期列車がE353系に統一という流れを辿り現在に至ります。
千葉発着のあずさとして、千葉駅に入線する姿も日常の物となりました。
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▲2021-03 E257系NA-05編成(左)、70-000系Z3編成(右) 東海道線向けに改造されたE257系、特急『湘南』の送り込みでしょうか |
JR東日本の場合は、ほぼ一斉に車両が置き換えられることが多いです。車両の置き換えが発表されると、それこそ2,3年くらいで新型車両に変わってしまいます。
デジカメが普及した現代、写真は手軽な記録のツールになりました。これを活用し、日常の些細な変化とかも記録していきたいと思いつつ、なかなか上手くはいかないものですね。