たまには電車以外の話もないものか。
電車が好きなので、どうしても電車の事を書きがちな弊ブログ。
ちょっと前には印象に残っている本の話なんかも書いてみたりしてみましたが、興味の殆どを電車に振りまくって来た人生なので、別の話題もそれほどないのですが…… ここ最近ハマっているものについて書いてみたいと思います。
去年の今ごろから、「ハライチのターン!」というラジオを聴くようになりました。
TBSラジオで毎週木曜深夜0時から放送中のこのラジオ、パーソナリティはタイトルの通り、芸人コンビ ハライチのお二人が担当されています。
ハライチといえば坊主頭の澤部、キレのあるノリツッコミで大人気。あまりテレビを見ない私でもこのイメージが強く、夕食時のバラエティー番組でその顔を見ない日ような存在。
ところで澤部の相方は誰だっけ。えーっと、岩井……? ごめん名前聞いても顔が出てこないや……
正直、最初のイメージはこんな感じでした。
そんな私にハライチブームが訪れたのは一昨年の年末の事。
深夜にふとテレビを点けると、テレビ東京の「ゴッドタン 第14回 芸人マジ歌選手権」という番組が目に留まりました。
このマジ歌選手権という企画は、芸人がマジで作曲した歌を持ち寄り披露するもの。
テレビ東京と言えば、他局よりも弾けた、斬新な企画が多いイメージがありますが、そんな放送局が深夜にやってる番組ということもあり、ちょっと見てみようかな。くらいの感覚でこの番組を見始めました。
後から知ったのですが、ハライチの岩井さんはこの番組に度々登場しており、この番組内では「腐り芸人」という立ち位置を獲得されていたそうです。
「腐り芸人」について簡単に言うと、ここでは正直すぎる芸人。とでも申しましょうか。誰しもが内心で思っていそうなことを、はっきりと主張してくれる。テレビ業界的には扱いづらい人なのかもしれませんが……
そんな「腐り芸人」の岩井さんが披露した渾身のマジ歌は、自分の発言に責任を持たない他の芸能人らを非難しつつ、今の芸人に求められているものの真意を突いたような曲でした。
この曲が非常に面白くて、これだけで岩井さんへの関心が高まりました。
また、曲の途中で暴走する岩井さんをフォローする澤部さんもまた面白く、ハライチってこんな面白かったのか…… 他に何かやってないか調べてみよう。ってな感じでハマっていった次第です。
話は「ハライチのターン!」に戻ります。
ラジオって、どうしても古参リスナーとパーソナリティのコミュニティが出来上がっていて、新参者は何について笑ってるのかわかりにくい、後から合流したときの飲み会みたいな印象があり、学生時代はあまり興味を持つことがありませんでした。
そんな偏見まみれの私がこのラジオを聴き続ける理由は、フリートークの面白さと新鮮なコーナーの構成のお陰です。
ハライチのターン!ではフリートークのパートが設けられており、ハライチのお二人がそれぞれ最近の出来事なんかを話します。
他人に何かを話すときは、要所で話を膨らませて聴いてる人を楽しませつつ、その出来事の結果を伝えたりすると思います。
二人とも、トーク自体はこのセオリーに則っているものの、岩井さんは要所要所の膨らませ方が尋常でなく、ついツッコミたくなるようなトークで聴いてる人を惹きつけます。
また、時に岩井さんはトークゾーンを自由に操る能力があり、時には澤部さんのトークゾーンを浸食することもあります。めちゃくちゃ自由。
すると翌週、前回のフリートークでリスナーが引っかかった内容を膨らませたものがコーナーとなり、パーソナリティが飽きたらコーナーは終了。ハライチのターン!ではコーナーが10週持たずに終了します。
過去の話題にとらわれず新しいコーナーが続々生まれるため、新参者でも入りやすいような空気が巡っています。
ハライチのターン!を聴き始めて間もなく1年、放送後の「ラジオクラウド」も今ではしっかり聴くようになりました。
このブログからでも、「ハライチのターン!」のリスナーが増えてくれたらうれしいです。
ラジオクラウドも面白いので是非。