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羽村取水堰と根がらみ前水田

先月中ごろの話ですが、ちょっと羽村まで出かけてきました。
目的は羽村取水堰と、根がらみ前水田。

▲2022-04 多摩川羽村取水堰

羽村取水堰は1653年に完成した、多摩川の取水口。
江戸時代、ここから取り込まれた水は玉川上水を経由して四ッ谷へと至り、そこから東京中の飲料水となっていたそうです。

約350年を経過した現代でもその役割は変わらず、東京中の飲料水の約1/3はこの玉川上水が支えているのだとか。

なお、現代の玉川上水は小平監視所を境に流れる水が大きく変わります。
羽村取水堰から小平監視所までは、多摩川から取り込まれた水が流れ、江戸時代から変わらぬ役割を果たしています。

これに対し、小平監視所より東京側で流れているのは下水からの再処理水。
これは1965年の新宿淀橋浄水場の廃止に伴い、一度空洞化してしまった玉川上水の景観を復活させるプロジェクトによるものらしいです。

玉川上水の話はこれくらいにして、次の目的地「根がらみ前水田」へと向かいます。

▲2022-04 根がらみ前水田

▲2022-04 根がらみ前水田

根がらみ前水田では、狙い通りチューリップが見頃を迎えていました。
元々は休耕田だったこの土地を華やかにしようと、市民、市内企業が協力し合った施設で、いまでは関東最大級のチューリップ畑にまで成長したそうです。

今回の羽村散歩は、マンガ「おりたたぶ」を読んだことがキッカケでした。
羽村取水堰も根がらみ前水田もマンガ内で紹介されており、自分の目でも見てみたいと思った次第です。

マンガきっかけだと普段関心すら持たない場所でも行ってみようと思えるのは、我ながら不思議です。

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