▲2015-06 115系ニイL99+N7編成 2015年3月、北陸新幹線の金沢延伸により、信越本線の長野から直江津間が第三セクターへ移管。 これに伴い、新潟車両センター所属の115系は、検査工場が長野から大宮へ変更となりました。 これは、回送区間(新潟→ 直江津→長野 )に第三セクター区間を含むため、乗務員の手配や線路使用料などの兼ね合いがあったのだろうと推察されます。 しかし、大宮への回送となると、保安装置やブレーキ装置などの問題も生じます。 当時の新潟地区では、新潟駅が高架化工事の真っただ中で、かつ新型車両E129系も配備され始めた頃。ATS-Pが搭載されている115系は一部編成に留まりました。 このうえ、リニューアルされた115系は自動ブレーキ帯を持たないため、機関車けん引ができないという問題を孕んでいました。 このため、ちょうど中央本線、篠ノ井線での運用を終えた長野総合車両センター所属の115系C3編成6両を新潟車両センターへ転出の上、回送用の伴車として使用することになりました。 (転属に当たっては移管前最後の信越線下り列車となる363Mへ充当後、直江津→新潟で回送、数日後に中間車2両のみ廃車のため、新潟~長野で回送) 転出後の編成番号はL99、アルファベットのLは、新潟地区の115系4両の編成番号頭文字(Long)に因むそうです。(3両はNormal、2両はShort) あくまで事業用として用いられ、営業運転に就くことはなかったと記憶しております。(記憶違いだったらすいません。)